財政健全化を進めている釧路市。
人口減少の中で、昭和50年代の22万都市のインフラをいかに維持させていくか?が非常に重要な課題でもあります。
人口増加とともに芦野、文苑、昭和中央、昭和南、鶴野東などの地域に市街地を広げてきましたが、人口減少に転じて今後はどうやってその都市機能を維持するかを考えねばなりません。
そこで市では公有資産マネジメントを策定し、できるだけ施設を長持ちさせるために取り組んできました。
一方で、すべての物に維持管理を継続させる難しさが昨日書いたテニスコートが良い例となります。
他にも道路などの問題も多々ありまして、今後もまちの維持管理は必要最低限で進めていくしかないと思います。
しかし、市民の生命や財産が脅かされる事態は避けなければなりませんので、最低限直すところは直して利用するという事になろうかと思います。
以前、躓いて転んでけがをした方からここどうにかなりませんか?と言われた飛び出したマス
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歩道の半分以上を二つのマスが塞いでる状況で、ずいぶん飛び出て見えますが、おそらくマスの周辺の地盤沈下が原因かなと思います。
市内いたるところにこういうところはありますが、少しでも生活環境をよくするのも市の役目。
マスの切り下げをお願いしました。
一方、サイクリングロードを車いすで利用される方から、舗装の亀裂に前輪が嵌り車いすごと倒れてしまったという声が届きました。(以前にも書きました)
道道ですので田中道議に伝え、亀裂の補修についてお願いしたところ、昭和の起点から1.7km区間に200か所の亀裂があり、そのうち亀裂が40mm以上ある場所が70か所。
その70か所を3つの工法で凍上試験舗装を実施することとなり、この度工事が行われました。
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40mmですと自転車でもかなりの衝撃ですから、試験舗装ですが少しは良くなったかと思います。
更に、長年の地域の懸案だった中鶴野地区の外周道路。
大型車両も通ることから早期の改良工事が町内会からも寄せられていた場所。
今年度はここまでですが、来年度以降も継続して工事が行われるよう予算の確保が望まれますね。
![](https://www.komei.or.jp/km/kushiro-matsuhashi-naofumi/files/2024/07/IMG_1276-300x225.jpg)
まだまだ直さなければならないところも多いのが現実ですが、先に述べたように人口減少の中での持続可能なまちの維持管理は頭の痛い問題です。