北海道 釧路の地酒 『福司』 若僧蔵人の醸し屋日記 - 記事一覧
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| 発行日時 | 見出し |
|---|---|
| 2026.08.15 |
説明なしでも、美味しい酒へ。
お盆に入り気温が上がり始めた釧路。
なんとなく温かく日差しが強い夏らしい日が続いています。 醸し屋は夏休みをいただいていたのもあり ブログの更新が滞っていました。 今日は売店当番で事務所にいます。 売店当番の日はデスクではなく 売店横の事務所で待機です。 とはいえ、2人一組なのですが 私は主にNoteやSAKEstreetさんの記事を書くなど 言語化作業をしていることが多いです。 実はこのお休みの間にSAKEstreetさんで 私の書いた記事(正確には書いていますが編集してもらっています)が 投稿になりました。 まずはそれをご紹介します。 ![]() 答えが決まっていないことが、強みになる。 北海道の日本酒はこれからがおもしろい!【酒蔵だより:福司酒造】 北海道でも道東って米ができないほど寒い地域 だからこそ感じる変化や可能性を書いています。 私たちにとって他の蔵では当たり前のことは 当たり前ではなく。 むしろ徐々に変化していっている。 これを感じ発信できるもまた私たちの強みではないかと思います。 私ができることとして こうやって言語化し、残し、伝えること そして言い続けることが いずれ財産になると信じて書きました。 そしてもう一つが五色彩雲のNote記事 今回「北海道の酒は、どこから来るのか。」というタイトルで マガジンを作成し、全3回に分けて投稿するシリーズの第2弾。 ![]() 北海道の酒を支える風景 産地訪問編 今回のマガジンは実は大事な役割を持っています。 次の五色彩雲の商品に関わる流れがこの文章の中にはあります。 前回投稿したデザインと配色のミーティングも この商品の物になります。 今私たちがやらなくてはいけないことは 北海道という土地の酒を どう私たちなりに表現していくかという事だと思います。 正直SAKEstreetさんの記事でも書きましたが 「答えが決まっていない」と思っています。 逆にそれを言い切れることがこの土地の強みと考え 五色彩雲では酒で表現していきたい。 今、製造部では先の先の為の準備をしているところです。 エースもいろいろ研究してくれていますし ここ数年で形ができてくるでしょう。 乳酸菌の分離も引き続き行っていきます。 私たちの新しい酒母の作成では 乳酸菌の特性も実は重要な味の要素です。 ただ残念なのが香りにこの機能が寄与していない事。 もっと特徴的な香りが出てくるといいのですが・・・・ こうやって北海道らしい酒とは何かを考えながら、 技術的な試験も続けています。 そんな中、自分たちの現在地を外から見る機会もありました。 実は若手の夜明けの審査結果をいただきました。 正直ぎりぎりだったんですよ(笑) ただ、そこで分かったことがあります。 今回の評価を見る限り、 五色彩雲は一口目で強い印象を残すタイプではないのかもしれません。 むしろ食事と一緒に飲み続ける中で良さが見えてくる。 そう考えると、短時間のテイスティングで比較される審査では、 少し不利な酒質なのかもしれません。 それをコンクール向きに設計しなおすか?といと そこまでのインパクトを与える独自性はまだ見つけられていません。 説明を全部隠されても上位に来る液体を造ることが私たちの課題でしょう。 ただその審査の際に出てきた言葉の中には 海外のお客さんに向けてやワインの文脈が出てきたことに驚きました。 見ているところにそういった部分はあったので 酒質に出ているのかと思うと やっていること自体は間違いではないだろうなと思います。 可能であればこの審査してくださった方に 意見を聞きに行ってみたいですね ちょっと会いに行こうかなと思います。 それでは皆様よい夏休みを。 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#1|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() 問いから始まる酒造り。|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |
| 2026.08.07 |
「なんか違う。」を言葉にする。
原料米の産地視察や他のお蔵さんの視察など、
最近はいろいろなインプットの機会に恵まれています。 話題はたくさんあるのですが、 今日はその中でも今進めている商品のお話です。 ![]() 夏の間、蔵のメンテナンスや次のシーズン準備をしています。 その合間を縫って五色彩雲で今年リリース予定の商品の作成も進行中。 ラベルのデザインや配色で迷走していました。 コンセプトというかこの商品の役割のようなものも どう伝えるべきかなど悩みに悩み やっと方向性が固まってきました。 今回のテーマは「北海道の地酒」 そしてそれを問いかける商品という位置づけです。 詳しい内容はまた発売が近くなったらお話していきます。 今回はデザインと配色をデザイナーと共に選びました。 私一人で決めるのではなく、製造のメンバーにも声をかけ、意見をもらいます。 感性って人それぞれなので なんでも多くの人に聞けばいいというわけではありません。 十人十色と言う言葉があるように 聞けば聞くほど迷います。 でもその中でも共通の意見があったり 自分が納得する素材があったり 発見もあるわけです。 私一人の感性で決めることもできるでしょう。 でもチームでの酒造りを目指しているので 出来る限りメンバーの意見も聞いておきたい。 彼らの意見は出来るだけ取り入れたり あるいは折り合いをつけて着地点を見つけます。 きっと彼らの中でも全員のドンピシャ! というわけではないでしょう。 それでも方向性として、どう思うかなどの意見はくれます。 物ができていく経緯や 伝えることの難しさも踏まえて経験しておいてほしい。 今回、デザインの提案1回 配色の提案2回の計3度のミーティングを行いました。 なんとなく感じる違和感とそれをどう伝えるか。 ○か×かだけではなく、どうしたらよくなるか?を伝えられるか どうしてほしいのか? 何が足りないのか?あるいは何に違和感を感じているのか。 その言語化をきちんと行うということも話し合っています。 お互いの感性で見たときに自分はどう思ったか ここがいい、ここが気になる もっとこういうイメージ。そんな会議の中から 次のデザインや配色が決まっていくのです。 酒造りも同じです。 「なんか違う。」 だけでは酒質は良くなりません。 何が違うのか。 どうすれば良くなるのか。 その違和感を言葉にできるかどうかで、次の一歩が決まります。 デザインの打ち合わせをしていましたが、 本当にしてほしかったのはデザインを選ぶ ことだけではありません。 意見を出し合うこと。 切磋琢磨すること。 そして物事を自分ごととして考えること。 その経験を積んでほしかったのだと思います。 そしてその中で一番必要な能力が 「感覚を言葉にすること」です。 もちろんその言葉を引き出す環境や その言葉を伝えやすい環境づくりってのも必要になるでしょう そういった空気を常に大事にしていくことが ものづくりでは、一番大切なのかもしれません。 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#1|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() 問いから始まる酒造り。|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |
| 2026.08.06 |
交流から学ぶ。
久々にブログ更新になります。
週の前半に他の蔵の視察で出張していました。 今回は秋田と岩手のお蔵さんなどに回ってきました。 秋田は米どころ、岩手は南部杜氏の地域 どちらも酒どころとしても知られており、 初めて東北の酒造りに触れる機会となりました。 どのお蔵さんも勉強熱心でその知識は自分たちの勉強はもちろんですが 他のお蔵さんとの交流を常に行っている印象。 明日も○○さんに会うとか横での情報交換がとても頻繁。 更に県の工業試験所を活用した試験や分析などがなされていました。 私たちとは本当に環境が違うなと感じました。 情報交換できる蔵が近くにあり、県の工業試験場とも距離が近い。 県としても酒造りを産業として支えている。 北海道ではなかなか同じようにはいきません。 だからこそ、自分たちで情報を取りに行かなければならない。 県からの支援も手厚いそうです。 県の産業としても大事にされており 地域外から外貨を獲得する1つの産業としての位置。 北海道はチーズやワインには手厚いですが 日本酒は・・・・・ 周りの技術や情報の刷新スピードに 置いていかれないためにも、自分たちで情報のルートの確保と 交流する場を作っていく必要があるなと感じました。 その一つが全国の蔵が集まるイベントへの参加。 これは商品やブランドの認知度の向上も目的ですが 何より情報や交流を行うための接点を作る場としての活用も大きい。 蔵にいるだけでは得られることは限られています でも、全国のお蔵さんとの情報交換で 自分たちだけでは得られない情報を耳にし それをきっかけに自分たちの蔵での応用を考えるなどが可能になります。 もちろんAIも優秀ではありますが 酒造りの試験や人の感覚的なものは AIから情報として得ることはできません。 そして関係性の構築から、情報の更新も可能です。 嬉しかったこともあり、五色彩雲を知ってくれていたことや 唎酒をして美味しかったというお話もいただけました。 同じ造り手に知っていただけていることはとてもうれしいですね。 そして多くは若手の夜明けの参加者。 また会場で意見交換やお話ができる 互いに切磋琢磨し どこかでまた会い最新の話を聞ける 少しずつ全国の実力を伸ばしているお蔵さんとのつながりが生まれ そこから違う蔵の方とのつながりが生まれるといいなと思います。 ![]() ![]() 今回の視察の内容はレポートにして製造部で共有します。 今日はそのレポートの作成 走り書きのメモ帳から情報を整理し その後レポートにまとめていきます。 視察へ行った人だけが知識を持つのではなく、 製造部全体の知識になることが大事だからです。 写真一枚でも、「この機械は何だろう」 「この道具はどう使うんだろう」と違う視点が生まれます。 一人が見てきたことを、みんなで考える。 そうやって少しずつ製造部全体のレベルを上げていけたらと思っています。 本当何人かで視察できるのが理想ですが・・・・・ そういう機会を他のメンバーにももらい 成長できるようにしていくのも大事ですね。 ▼▼▼ Noteでの記事もよかったら読んでみてください。 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#1|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() 問いから始まる酒造り。|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |
| 2026.07.31 |
産地にも、チームがありました。
生産者の皆さんとお会いし、
北海道の米づくりや産地の皆さんのお話を聞いてくることができました。 Noteを書く都合もあり、 いろいろ聞きたいことはあったのですが、 情報量が本当に多いんです。 全部聞こうとすると時間が足りない。 何を聞いて、何を次回に残すのか。 その整理をしながら話を聞く必要があるんだなと感じました。 そう考えると、取材に来てくださるライターさんってすごいですよね。 自分が書きたいことではなく、取材の中から 「何を書くべきなのか」を見つけて、それが一つの話になるようにつなげていく。 実際にやってみると、なかなか難しい作業だと実感しました。 実はピンネ農協さんへ伺うのは今回で2回目です。 交流はあったものの、訪問するのは本当に久しぶりでした。 組合長さんともお話しすることができ、 当時とは福司の体制も変わっていますので、 今の私たちのことも知っていただく良い機会になりました。 前回は産地の入り口を見せていただきましたが、 今回は西側のエリアを視察しました。 車で移動しても15分ほどかかる広さ。 JAの管内でも酒米を作れる場所は限られているそうですが、 それでもこの規模です。 改めて北海道の産地のスケールを感じましたし、 酒米が育つ環境にも北海道らしい共通点があることが少し見えてきました。 ![]() 五色彩雲を通じて北海道を感じてもらえるように、 今回見てきたことはしっかりNoteにもまとめていこうと思っています。 今年は涼しい日が続いていて、今のところは豊作が期待できるそうです。 もちろん天候次第なので、この先どうなるかは分かりません。 でも、いい米ができれば、いい酒になります。 今回、生産者の皆さんにも五色彩雲を利き酒していただき、 私たちがどんな酒を造っているのかも知っていただくことができました。 まだまだ書きたいことはたくさんあります。 でも、ここで全部書いてしまうとNoteの記事がなくなってしまうので(笑)。 先にNoteの下書きを進めようと思います。 今回、一番印象に残ったことがあります。 それは、酒米づくりもチームで行っているということです。 普通なら外へ出さないような栽培データも持ち寄って、 お互いに見比べながら「ここはどうだった」「今年はこうだった」と話し合う。 試験場の先生にも見てもらい、アドバイスを受けながら産地全体で品質を上げていく。 一人の農家さんだけが良くなればいいのではなく、 産地全体でいい酒米を目指しているんです。 その姿を見ていて、どこか自分たちとも重なるものを感じました。 私たちも、一人で酒を造っているわけではありません。 チームで酒を造っています。 酒米づくりも、酒造りも、結局は同じなんですね。 いいものを造るには、いいチームであることが 何より大切なんだと、改めて感じた一日でした。 ▼▼▼ Noteでの記事もよかったら読んでみてください。 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#1|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() 問いから始まる酒造り。|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() ”Re:Local 地酒とは何かを、もう一度考える。|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |
| 2026.07.27 |
「遠くまで」伝えるために。
先週のブログで書きました、産地訪問を明日に控え
ちょっとバタバタしております。 この産地訪問は、今年リリースする予定の 五色彩雲の商品にとっても重要な部分になります。 今回3回に分けてNoteの記事にする予定で その第一弾を視察前に公開させていただきました。 今回の新しいNoteの記事も併せてご覧ください。 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#1|五色彩雲(ゴシキノクモ) 今視察の資料造りなどをしながら 次の商品の企画説明資料を作成しています。 何を伝えるべきなのか?を考えながら。 全部を伝える必要はなくて 自分が思っていること以外に 伝えなきゃいけないことがあるのかもしれない 私は造り手の視点が強く、どうしてこれを造ったのか どう工夫し何が面白いのかは話せます でも、伝わりやすい部分はもっと簡単なところで 伝える言葉ももっと雑でよかったりするんですよね。 もう性格なのかもしれませんが そこもきちんと伝えたくなっちゃうんです。 掘り起こせばおもろいことが沢山出てくるのですが 掘り起こしたくなる仕組みを作らなくてはいけない。 そこを勉強しなきゃいけないんですよね。 先週末、釧路では霧を題材にしたお祭り KUSHIRO KIRI FESTIVAL 私たちは昔から霧フェスと呼んでいます。 以前からかたちもだいぶ変わりました 以前は町のお祭り出たのですが 今では音楽フェスに変化しています。 今年はたまたま時間ができて これもたまたま売店当番で一緒だったナノイーと 醸し屋の高校生くらいの時に人気だったアーティスト Do As Infinityのライブを聞きに行ってきました。 行く予定もなかったのですが急遽 後輩に連絡してライブチケットを確保してもらったりして 短い釧路の夏を堪能させてもらいました。 ![]() 「深い森」のPV撮影地がグリュック王国だったとは・・・懐かしい ▼▼▼ Noteでの記事もよかったら読んでみてください。 ![]() 問いから始まる酒造り。|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() ”Re:Local 地酒とは何かを、もう一度考える。|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |












