福司酒造は、釧路ではあまり見かけない土蔵の蔵です。
昔ながらの造りで、外気の影響をしっかり受ける環境。
最近は新しい蔵に建て替えるところも増えていますね。
酒質だけを考えれば、新しい蔵の方が圧倒的に有利です。
温度が一定に保たれる。
再現性が高い。
管理がしやすい。
では、そうでない蔵はどうなのか。
ここ数日の出来事が、いい例でした。
数日前、天気のいい日。
釧路にしてはかなり暖かい日でした。
なんか今日は暖かいな…と思って温度計を見ると
蔵の2階の室温が
15℃。釧路ではこれ、夏です(笑)
(ちょっと言いすぎか)
実際に調べると、7月中旬〜8月上旬レベル。

かと思えば、今日。
夕方から一気に天気が崩れ…
数時間後には吹雪。
朝は雪なんてなかったので、私は夏靴で出勤しています(笑)

ちらちら降ってきたと思っていたら…

一面雪景色。しかも吹雪いている(笑)
この変化を、そのまま蔵は受けます。
当然、醪の管理は一筋縄ではいきません。
しかも一部のタンクは、いまだに冷却マットなし。
アルミの冷却管に氷を入れて温度を調整する、
かなりローテクな方法です。
ただ、こういう環境にも意味があります。
それは
経験値がたまること。
正直、成功より失敗の方が多い。
でもその分、学べることも多い。
時に天候が味方することもあります。
気温が上がって困っていたら、雪が降る。
そんな偶然が、酒を整えてくれることもある。
同じじゃないから、得られるものがある。
同じだったら、きっと気づけなかったこと。同じ環境では得られないものが、そこにはあります。
変わらない環境で同じ酒を造るのか。
変化の中で酒を造るのか。
私たちは後者です。
気候で変わる米。
時代で変わる消費。
その中で酒を造る以上、
変化に対応する力そのものが技術になる。
そしてもう一つ思うのは、
その土地の味は、環境ごと造られるのではないか。
もし将来、釧路がもっと暖かくなったら。
その気候の中で工夫して酒を造るはずです。
そのときの酒もまた、“釧路の味”になる。
そう考えると、環境を制御することだけが正解ではない気がします。
変化の中で造ること。
それもまた、
一つの酒造りの形だと思っています。
そしてそれが、きっとその土地の酒になる。
それが私たちの酒造りです。

北海道は日本酒のフロンティア|五色彩雲(ゴシキノクモ)
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