北海道 釧路の地酒 『福司』 若僧蔵人の醸し屋日記 - 記事一覧
http://fukutsukasa.blog64.fc2.com/
| 発行日時 | 見出し |
|---|---|
| 2026.06.05 |
「あり?なし?」で始まる釧路のザンギ
本日は仕込み後の蔵の掃除
原料処理の部屋を掃除しました。 掃除が終わった後はミーティングです。 今シーズンの振り返りをいつもするのですが 今日は各自資料がまだ完成していないということで 五色彩雲の商品の話をしました。 酒造りの話はしても、商品開発や ストーリーなどの話はあまりしないため なかなか活発な意見は出なかったのですが それぞれが感じたことなどを伝えてもらう場にはなったと思います。 私もみんなの意見やズレの修正ができました。 いつもお酒やブランドの話なので今日は地域の食の話。 北海道民なら「ザンギ」はご存じでしょう 北海道民のソールフードの一つですが なんと釧路がザンギ発祥の地とされており その1軒が「鳥松」というお店です。 醸し屋も独身時代はよく行ってました このお店でお土産を持って帰る これが1つの文化のような時代もありました。 お店でザンギを頼みとき 「ザンギください!」で通じますが 鳥松さんでは通じません。 「あり?なし?」と聞かれます。 ザンギにありとかなしとかあるのか?と思うでしょう これは骨ありと骨なしの2種類のうちどちらかということ この店には骨ありというザンギが存在します。 ![]() これが骨なし(2人前) 個人的な意見では「骨あり派」で、 アリの方がジューシーなイメージ。 そして写真を見て不思議に思うかもしれませんが 手前に写っているタレをつけて食べます。 これウスターソースにコショウを入れたもの。 ウスターソースは右上の壺のような容器に入っています。 ここの食べ方はウスターソースに大量のコショウを入れ それをつけながら食べる独特な食べ方 これが意外かもしれないが美味しい。 ザンギと聞くとビールかハイボールだろう そう思うでしょうが、このザンギのお店には福司があります。 折角釧路に来たのだから福司呑んでほしいですね しぼりたて生酒の季節には しりたても置いてくれています。 カウンターしかない店内で 常連のように骨あり!と言って注文し 福司を飲むのが乙なのです。 ちなみに、このお店には目の前に紙が束ねておいてあります これはザンギの皿代わりの紙で 骨を捨てるためにチラシで織られたごみ捨ても出てきます 予備知識無いと何に使うかわからないので 地元民のような顔して自然に使ってください!w 釧路に来たら是非! ▼▼▼ Noteでの記事もよかったら読んでみてください。 ![]() ”Re:Local 地酒とは何かを、もう一度考える。|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() 北海道は日本酒のフロンティア|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |
| 2026.06.04 |
テロワールでは語れない地酒の話
最近こんな記事が目につきました。
テロワールという幻想-日本酒の地域性について-|note記事 こちらも同じくNoteの記事 日本酒にテロワールは必要か|note記事 どちらもワインの用語「テロワール」について書かれています。 ワインで使われている意味合いでとらえると「ちょっと違うよね」 あるいは「違和感あるよね」ということでしょう。 醸し屋もそこはそう思うんですが テロワールという用語が「現代的には伝わりやすい」というのが正直なところ なぜこの記事が目についたかというと 今年の五色彩雲の話や福司の話をするときに 少しだけテロワールの話をしています。 とはいっても、それが酒質にありますという話ではなく 1つの現代的な分かりやすい言葉で伝えるなら テロワールという言葉になるのかな?というところ 私たちが根源としている地酒は 日本語版テロワールとも言えるくらい近しい でも実際はちょっと違う。 醸し屋はそれを伝えるために「Re:Localという思想」としています。 私たちがいうRe:Localはブランド名ではなく思想の話 五色彩雲のNoteの記事には書いていますが 再構築・再発見・再接続という意味合いを込めて 地域に住み暮らす人やその地域の風習をまるっと表現している それが私たちの価値であり地酒という考え。 その思想のことを指しています。 テロワールを使って説明すると本来の地酒と ややずれが生じることに気が付いたから この言葉を使うようにしているんです。 その一つが米の立ち位置。 近郊でしか作られていない米を使う それが酒の味になる そういう考えで行くとテロワールですが 米の生産地から離れているお蔵もあれば そういう商品もある 造れるとこは価値として提示しているが そういう環境だけで酒蔵が成り立っているわけではない 特に道東の蔵は米が作れない。 これからは作れるようになるだろうけど テロワールを価値としたら気候変動で変わっていいった未来 酒が造れなくなり、自信を苦しめることになりかねない。 悪いという話ではなく、 五色彩雲は変化する北海道の未来を 適応しながら作るお酒なので そこまで囲ってしまうと自由度が下がってしまう だからこ造ってる地域に住み暮らす人の 生活や産業など空間そのものを丸っと酒にすることで 価値とした考え方をしていこうと思う それって結局地酒だし その土地の味わいだろう。 釧路は長らく米がとれていないが酒の文化はある そこに根付き育んできたこれまでの福司を考えると テロワールでは語れない。 それとは違う価値が私たちのお酒にはある。 炉端の「だら燗」がある こういうのもRe:Localでは価値としてみる そういう話をNoteの記事にしているので読んでみてほしい。 ▼▼▼ Noteでの記事もよかったら読んでみてください。 ![]() ”Re:Local 地酒とは何かを、もう一度考える。|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() 北海道は日本酒のフロンティア|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |
| 2026.06.03 |
10年かけて見えてきたこと
ここ数日暖かくなり、OFFシーズンの仕事が本格化しています。
エースは草刈り担当してくれて 残りのメンバーは槽場(ふなば)の清掃です。 槽場とはお酒を搾る部屋のこと。 最近は清掃にも時間をかけていて、一区画ずつ丁寧に進めています。 出張に行くと、いろいろ考えさせられます。 他のお蔵さんのこと。 北海道の日本酒事情。 酒屋さんや飲食店さんのこと。 釧路にいるだけではなかなか入ってこない情報が、 外へ出ることで見えてきます。 実は10年ほど前まで、 福司は今ほど地域外で活動していませんでした。 地元で飲まれる酒として成立していたので、 営業に行くという発想自体があまりなかったんです。 醸し屋自身も営業経験はありません。 夏期講習会や鑑評会の審査員などで 札幌へ行く数少ない機会を利用して、 お酒屋さんへご挨拶に行っていました。 東京には住んでいましたが、札幌にはほとんど来たことがない。 土地勘もない。 完全にお上りさん状態です(笑) そんな時に入社したのが、 札幌をよく知るクリストファーやMジュン氏。 お酒屋さんの情報も持っていて、 二人に連れられるような形で挨拶回りをするようになりました。 今思うと、当時のお酒屋さんは 「何しに来たんだろう?」 と思っていたかもしれません(笑) 取り扱ってもらえるような商品があるわけでもなく、 ただ挨拶に来ているわけですから。 でも当時から漠然と、 「何かしなければいけない」 という気持ちはありました。 まずは名刺交換。 その後、商品を持って行く。 資料を作って持って行く。 そんなことを少しずつ繰り返していました。 すると、徐々に受け入れてくださるお店が増えていきました。 結局、お酒屋さんも人です。 もちろん商品は大事。 でも最終的には人と人との関係性が大きい。 昔は札幌へ行く意味がよく分かりませんでした。 わざわざ時間とお金をかけても、すぐ売上になるわけではない。 でも今は違います。 今やっているのは商品の販売というより、人との関係づくりです。 私たちが何を考え、何を目指しているのか。 それを知ってもらうために足を運んでいます。 最近では蔵へ来てくださるお酒屋さんも増えてきました。 実際に釧路へ来て、この土地の食を体験し、この土地で酒を飲む。 そうすると味の意味まで理解してくださることが多いです。 商品だけではなく、チーム福司そのものを知ってもらう機会にもなっています。 今回の札幌のイベントでも大切にしていたのは同じこと。 「酒を語る人を増やすこと」です。 ![]() 醸し屋は欲張りなので、実はいろいろな資料を作っています。 どの資料が誰に刺さるかは分かりません。 でも何も持たないよりは可能性がある。 そう信じています。 それに、一度作った資料はまた別の場所でも活用できますからね。 去年の若手の夜明けで作ったステッカーも配布しました。 スマホケースに挟んでくださる方もいて嬉しかったですね。 当日は釧路から来てくださった方もいれば、 稚内から来てくださった方もいました。 もろはくの浜口さんが、「継続は力なりですね」 と言ってくださいました。 少しずつファンが増え、 「今年の福司は何をしているんだろう」 と気にしてくださる方も増えている。 着実に成果は出ていると思いますよ、と。 10年前、札幌のことを何も知らなかった醸し屋。 今では少しだけ知っているお店が増えました。 今回もイベント後に連れて行っていただいたお店で、 Mashuをメニューに入れてくださっていました。 こういう出会いが本当に大事です。 しかも話を聞くと、実は昔どこかでお会いしていたそうで。 久しぶりの再会に写真も撮らせていただきました。 また行きたいお店が増えました。 ありがとうございます。 ![]() 10年前の自分は、札幌へ行く意味が分かりませんでした。 でも今は少し違います。お酒を売ることももちろん大事。 ただそれ以上に、福司や五色彩雲のことを語ってくれる人を増やすこと。 そういう関係を一つずつ積み重ねていくことが、 結果として未来につながっていくのだと思っています。 コツコツと・・・継続は力なり。 ▼▼▼ Noteでの記事もよかったら読んでみてください。 ![]() ”Re:Local 地酒とは何かを、もう一度考える。|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() 北海道は日本酒のフロンティア|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |
| 2026.06.02 |
飲み手の反応から見えたこと
週末に札幌で営業活動をしてきました。
ブログやNoteでは日々情報発信をしていますが、 実際に一般の皆様へ五色彩雲やチーム福司のことを お伝えできる機会はそう多くありません。 今回は「北海道の酒アワード」と「もろはく」さんでのイベント。 実際に飲んでいただき、反応を直接聞ける貴重な機会でした。 北海道の酒アワードは、北海道の日本酒に興味のある方が集まるイベントです。 昨年は審査会場のすぐ横で試飲をしていただく形だったのですが、 今年は会場と試飲ブースが少し離れていました。 そのため、イベントの流れでそのまま試飲していただく機会は減った印象です。 ただ、その分足を止めて話を聞いてくださる方は多かったように感じました。 今回、五色彩雲は4種類すべて有料試飲で提供しました。 その中で印象的だったのは、Ashiriへの反応が非常に良かったことです。 ![]() Ashiriは白麹を使用し、クエン酸を特徴とした酒質設計のお酒です。 実は白麹のお酒というと、酸味が苦手という方も一定数いらっしゃいます。 そのため、造り手としては好き嫌いが分かれる商品だと思っていました。 ところが実際には、 「これ好きです」 「飲みやすい」 という声が予想以上に多かった。 日本酒としてではなく、料理と合わせるお酒として 受け取ってくださる方が多かった印象です。 もともとAshiriは、 日本酒の中で酸を抑えるのではなく、酸を活かす設計。 ワインのように酸を楽しむという考え方から造った商品です。 だからこそ、従来の日本酒とは少し違う場面で力を発揮するのかもしれません。 一方、「もろはく」さんでのイベントはかなりコアな 日本酒ファンの皆様が集まる会でした。 こちらでは特別なAshiriも飲んでいただきましたが、 「万能ですね」 「焼き鳥に合わせたい」 といった感想をいただきました。 さらにアンケートの中で興味深かったのは、 吟醸系よりも昔ながらの酵母を使った酒の方が印象に残った という結果です。 実はこれは少し意外でした。 今の市場では華やかな香りやわかりやすい特徴が注目されやすい。 でも日本酒を深く飲んでいる方々は、また違う視点で酒を見ている。 そういうことを改めて感じました。 また、 「北海道の酒に期待している」 「本州に負けない酒が増えてきた」 という声もいただきました。 こういう言葉は素直にうれしいですね。 北海道の酒はまだまだ発展途上。 でもだからこそ可能性もあります。 今回のイベントを通じて感じたのは、 自分たちがやろうとしていることに 興味を持ってくださる方が確実にいるということ。 そして、造り手が思っている以上に、 飲み手の皆さんはしっかり酒を見ているということです。 だからこそ、もっと分かりやすく伝えたい。 酒質だけではなく、その背景や考え方も含めて。 今回いただいた反応をヒントにしながら、さらに磨いていこうと思います。 その前にはFM NORTH WAVEさんにも生出演させていただきました。 SNSでも少し反応がありましたね。 DJの皆様、ありがとうございました。 一歩ずつですが、行動して、伝えて、また修正する。 そんな積み重ねを続けていこうと思います。 ▼▼▼ Noteでの記事もよかったら読んでみてください。 ![]() ”Re:Local 地酒とは何かを、もう一度考える。|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() 北海道は日本酒のフロンティア|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |
| 2026.05.29 |
明日から始まる 北海道の酒フェア。
今日は天気が良く暖かな釧路
今年の夏も暑そうだな・・・そう思える一日でした。 蔵では仕込み蔵の清掃をしています 醸し屋も札幌の出張の準備の合間に 蔵の掃除に参加しました。(少しだけでしたが) 週末のイベントなどに向けて出来る限りの準備をしています。 使うかわからないけど資料を作ったり。 一緒に行くエースに説明するための資料や 一般の方に見せる資料など とにかくいろいろな資料作成をしています。 気が付けばもうすぐで6月。 6月は酒蔵にとって1年の〆の月です。 そう、酒造年度最後の月で、7月から新しい酒造年度です。 〆の付きということは・・・・そういろいろとね やらなければいけない月でもあります。 今年一年の帳面を締めて 数字の確認をしたりね またしばらくはデスクワークです。 誰か巻き込んで・・・・手伝ってもらう。 さて明日から始まるのが北海道の酒フェア 一般の皆さんが審査員となって、北海道産米で造られたお酒の グランプリを決めるというイベントです。 一般の方の審査というのがポイントですね。 どんなお酒が皆さん好みなのか?なども 見えてくると思いますが・・・・ 大体は吟醸系のフルーティーなものが入賞します(笑) 今年は初めて吟醸の部と純米の部に分かれての評価です。 どうなるのかな? こういうイベントのカギは集客であり周知です。 以下に周知するかですが、福司は札幌方面弱いので 貢献できているかどうか。 以前、自分が主体で人を集めなければいけない事業をやったことがあります その時に実はネットで集客しようとしたんです。 その方が多くの人の目に留まるから。 しかしそのことを相談した人に 過去にもそういう事例があったけど結果集客出来てなかった 結局人とのかかわりが人を動かすんだよって言ってました。 すべてではないとは思いますが 「この人に協力したい」と思ってもらえるかどうかが 人を動かす気がします。 大手のビールメーカーがCM出しているのに ちゃんと営業マンがいて営業しているのは それだけでは効果が薄いから 認知と関係はイコールではないはず。 今回のお酒のイベントでもどうして来てくれたのかって アンケートとったらいいと思います。とっているかもしれないけど 何か理由があってきてくれている そこが実は大事なポイントだったりするのでは??? 北海道の酒フェアは明日の30日から開催しております。 チーム福司は日曜のみの参加です!!! では日曜日札幌でお会いしましょう!!! ▼▼▼ Noteでの記事もよかったら読んでみてください。 ![]() ”Re:Local 地酒とは何かを、もう一度考える。|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() 北海道は日本酒のフロンティア|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |








