北海道 釧路の地酒 『福司』 若僧蔵人の醸し屋日記 - 記事一覧
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| 発行日時 | 見出し |
|---|---|
| 2026.10.23 |
同じ仕事を、同じようにはしない。
今回、ToyTouの商品撮影の際に、
製造部のメンバーの写真も撮っていただきました。 昨日の写真もその中の一枚です。 各メンバーの個人写真も撮っているので、 今後はnoteなどで製造部のメンバー紹介もしていきたいと思っています。 どんな人が造っているのか? これからは、そういう部分が見えることも大事になってくると感じています。 もちろん、単に顔が分かればいいという話ではありません。 どんな人が、どんな考え方で、どんな思いを持って酒を造っているのか。 そうしたことを知ってもらうのも、 酒の価値を伝える一つの方法だと思っています。 ワインなどでは、造り手の考え方や個性に共感して、 そのブランドのファンになる方もいます。 日本酒も、単なるアルコール飲料としてだけではなく、 嗜好品としての価値をどう育てていくのか。 これからは、そういうことも意識していく必要があるのでしょう。 そういった意味では、このブログも 自分たちの考えを伝える練習になっています。 長年書き続けてきたブログという蓄積も、 いつか違う形で生きてくればいいですね。 そして、造り手を知ってもらうということは、 普段どんなことを考えながら仕事をしているのかを 知ってもらうことでもあります。 ![]() 昨日は今シーズン初めて造った麹を、 麹室から出す「出麹(でこうじ)」という作業を行いました。 仕込み始めは、いろいろと調整しながらの製造になります。 福司では、外気の影響を受ける環境で酒造りをしているため、 季節や天候によって作業条件が大きく変わります。 基本的にやっていることはシーズンを通して同じなのですが、 細かな操作はその日の状況を読みながら変えていきます。 例えば、今の時期と正月頃の寒い時期では何が違うのか。 まず、気温が大きく違います。 今の時期は、暖かい日だと外気温が15℃くらい。 10℃を下回らないと、いろいろと手間のかかる工程が増えてきます。 麹菌をはじめとする微生物の活動にも、温度は大きく影響します。 出来上がった麹も、気温が高ければ 再び活動が進みやすくなるため、注意が必要です。 麹室でも同じです。 麹室は加温する設備はありますが、 積極的に冷却する機能はありません。 麹自体も生育に伴って熱を出すため 気温の高い時期には品温が上がりすぎないように 工夫が必要になります。 そして、真冬との大きな違いが湿度です。 真冬は空気が乾燥しているため、 湿度を保つのに苦労します。 一方、今の時期は湿度がある程度あり、 気温も高いため、麹菌の生育が旺盛になりやすい。 その違いを見越して操作を変えていかなければなりません。 外気温は、洗米に使う水の温度にも影響します。 水温が高ければ米の吸水は早くなり、低ければ遅くなります。 一定の室温、一定の水温であれば、時間によるコントロールもしやすいでしょう。 しかし、私たちのように日々条件が変わる環境では、 前日の洗米データはあくまで目安です。 毎日、その日の米や水の状態を見ながら調整していく必要があります。 できるだけ少ない試行で、 その日の適切な条件を見つけなければならないわけです。 環境が安定していることは、酒造りにおいて大きな強みです。 正直、羨ましいなと思うこともあります(笑) ただ、環境が変化するということは、 それだけ毎日考える機会があるということでもあります。 昨日と同じようにやれば、今日も同じ結果になるとは限らない。 なぜ違うのか。今日は何を変えるべきなのか。 そんな課題を自然と投げかけてくれる環境なので、 技術を磨くという意味では、ありがたい部分もあるのです。 そして、その環境で一緒に酒造りをしているのが、 チーム福司のメンバーです。 ありがたいことに、みんな酒造りに対してストイックで、 仕事にしっかり向き合ってくれています。 適当にやる人は、ほとんどいません。 いたら呼び出して注意していますけどね(笑) 一人一人が考え、仕事に求める当たり前の基準を少しずつ高めていく。 そうすることで、同じ方向を向く仲間としての 信頼関係も深まっていくのだと思います。 そんなメンバーが、普段どんなことを考えながら酒を造っているのか。 今後のメンバー紹介では、そういう部分も少しずつ伝えていけたらと思っています。 さて、来週からはいよいよ醪の仕込みが始まります。 仕込みが始まれば、次は搾りの準備。 今年のお米の分析値を見るのも楽しみです。 さて、どんなお米なのでしょうね。 ![]() ▼▽SAKE PARK 7杯▽▼ 日時:2026年11月13日(金)15:00~19:00 11月14日(土)12:00~19:00 11月15日(日)12:00~18:00 場所:MIYASHITA PARK 屋上 芝生ひろば (東京都渋谷区神宮前6-20-10) 全国から有名酒蔵とクラフトサケ醸造所が渋谷に集結! 多種多様なお酒の飲み比べと絶品フードをお楽しみいただけます。 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#3|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() 北海道の酒を支える風景 産地訪問編 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#1|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |
| 2026.10.22 |
おいしい、その先にあるもの。
本日は、今シーズン初めての麹造りで、
出麹の日となっています。 まだ暖かな時期なので、室温が外気温の影響を受けたり、 湿度が高かったりと、本格的なシーズンとは違う、 この時期ならではの苦労があります。 仕込みが本格的に始まる前に、 麹造りを通して今年のお米の状態を確認したり、 作業の流れを見直したりしながら進めています。 そのほかにも、仕込みタンクの準備や、 放冷機という蒸米に風を送って冷ます機械の 設置などを進めてもらっています。 さて、毎年一度は製造部の集合写真を撮るようにしています。 SNSに載せたり、資料に使ったりと、何だかんだであると便利なんですよね。 それに、メンバーのいい写真を撮れる機会って、意外と少ないものです。 ![]() 今もちょうど新しい資料を作成しているのですが、 最近は蔵の特徴や価値を、言葉にしたり、 写真で見せたりすることが必要な時代になったと感じます。 昔は「うまい酒を造ること」が何より大事でした。 もちろん、それは今も変わりません。 ただ、おいしいお酒が増えたからこそ、 おいしいというだけでは違いが伝わりにくくなっている部分もあります。 そこで必要になってくるのが、もう一歩踏み込んだ 「この蔵を選びたい」と思ってもらえる理由です。 言ってみれば、推したくなるポイント。 まさに、推し活してもらえる蔵かどうかというのも、 これからは大切になってくるのかもしれません。 もちろん、昔から福司を飲んでくださっている方々にも、 長年の愛着があります。 ただ、これから日本酒を飲み始める世代や、 最近興味を持ち始めた方々にとっては、蔵を知るきっかけや、 選ぶ理由が以前とは少し違ってきているように感じます。 この蔵は、どんな人たちが造っているのか。 どんな考え方で酒造りをしているのか。 どんな発信をしているのか。 SNSで何度も見かけるうちに興味を持ち、 「一度飲んでみようかな」と思う。 そんな流れも増えてきているのでしょう。 ここ数年、よく見かけるのが、単なる商品紹介ではなく、 造り手自身が登場する動画や、製造工程を紹介する動画。 あるいは、自分たちのこだわりや考え方を、造り手が直接伝える発信です。 とにかく、誰が造り、どんな思いで造っているのかを知ってもらう。 そうした発信に力を入れている蔵には、やはり熱心なファンが多い印象があります。 イベントで造り手に会いに来てくれたり、 購入したお酒をSNSに投稿してくれたり。 まさに、蔵を応援してくれる方々ですね。 そして、ここが面白いところなのですが、 蔵の発信を見て商品やブランドを知り、 そのお酒を求めて酒屋さんへ足を運ぶ。 そんな流れも生まれています。 以前は、酒屋さんに足を運び、 そこでおすすめされたお酒に出会うことが多かったと思います。 もちろん今も、その役割は大切です。 ただ、今は酒屋さんへ行く前に、 SNSを通じて飲みたいお酒が決まっていることもある。 SNSがセールスマンの役割を担っているわけですね。 わが福司も、少しずつですがSNSを使ったPR活動に取り組んでいます。 最近は他の蔵のSNS運用について話を聞く機会もあり、 皆さんいろいろと工夫されているようです。 投稿する内容を考えたり、写真や動画を撮ったり、編集したり。 見ている側からすると簡単そうに見えるかもしれませんが、 これを酒造りと並行して行うのは、なかなか大変なんですよね。 私たちも他の蔵の発信を見ながら、こういう見せ方もあるのか、 こんな伝え方もあるのかと勉強しているところです。 ただ、他の蔵の方々の話を聞いていると、 こうした活動も今では酒蔵にとって大切な仕事の一つになっているのだと感じます。 昔は、いい酒を造ることに集中していれば、 それを酒屋さんが伝えてくれるという形がありました。 もちろん、今も酒屋さんの存在は大切です。 でも、今は造り手自身が伝えることで生まれる価値もある。 酒造りの仕事が増えたというより、 酒蔵が担うべき役割そのものが少しずつ変わってきているのかもしれません。 正直、まだまだ手探りです。 他の蔵の方々が上手に発信しているのを見ると、 すごいなぁと思いますし、自分たちももっと工夫しなければと思います。 とはいえ、まずは目の前の酒造りもありますからね(笑) いやぁ〜、SNSが得意な現代っ子が入社したら、ぜひお願いしたいです。 ![]() ▼▽SAKE PARK 7杯▽▼ 日時:2026年11月13日(金)15:00~19:00 11月14日(土)12:00~19:00 11月15日(日)12:00~18:00 場所:MIYASHITA PARK 屋上 芝生ひろば (東京都渋谷区神宮前6-20-10) 全国から有名酒蔵とクラフトサケ醸造所が渋谷に集結! 多種多様なお酒の飲み比べと絶品フードをお楽しみいただけます。 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#3|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() 北海道の酒を支える風景 産地訪問編 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#1|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |
| 2026.10.21 |
箒が嗜好品になる時代。
変えずに、変わらずに続けることが、
なかなか難しくなったなと思う昨今。 酒蔵のように、昔からの仕事を続けている場所には、 何十年も変わらず使い続けている道具があります。 100年企業ともなると、 そんな道具があちこちに残っているものです。 例えば醸造機器一つにしても、 何十年も使い続けているものがあり、 部品一つ壊れただけで、替えが利かなくなることもあります。 近年では、中東情勢の影響なのか、 それとも原材料の高騰によるものなのか、 以前まで普通に使っていたパッキン類が 手に入りにくくなっていたりします。 そんな中、今日の麹造りを終えて掃除をしていたときのこと。 箒がだいぶボロボロになってきていたので、 「そろそろこれも買い替えかな……」 とつぶやくと、 「今、箒っていくらするか知ってますか?」 とクリストファー。 もちろん、100円ショップでも箒は売っていますから、 安いものなら100円からあります。 ただ、箒にもいろいろな種類があり、 蔵では用途によって使い分けています。 最近は毛先がプラスチック製のものも多く、 硬いものから柔らかいものまでさまざまです。 例えば蒸米の掃除。 蒸米は粘りがあるので、 ある程度の硬さがないと床にくっついてしまい、 なかなかうまく掃けません。 ヤシの繊維でできた箒もありますが、 柔らかすぎたり、逆に硬すぎたり。 その点、ホウキ草で作られた昔ながらの箒は、 毛先の微妙なカーブがうまく絡め取ってくれるような感覚で、 とても使いやすいんです。 麹室では、細かな胞子なども掃くので、 毛先の細かさも重要です。 硬すぎると、かえって跳ね上げて 舞い上がらせてしまうこともあります。 いろいろ試してみても、 結局、昔からある箒が一番使い勝手がいいなという印象です。 掃除機の導入も考えたことはあるのですが、 箒を買い替えるだけで済むなら、 衛生面でも管理しやすいし、それでいいよね。 そんな話をしていたんです。 ところが、時代が変わりました。 近くのホームセンターでホウキ草の箒を買おうとすると、 なんと……一本3,000円超え! もはや庶民の箒ではなく、 嗜好品の箒です(笑) 以前は600〜1,000円くらいだった印象なので、 ずいぶん高くなったものです。 道具一つ揃えるにしても、 いろいろ考えなければいけない時代になりました。 一本3,000円の箒。 一本では一人しか掃除できないので、 何本か揃えることを考えると…… 長い目で見たら、掃除機を買ってもいいんじゃないか? そんな気にもなりますよね。 マックが100円だったあの時代。 携帯電話の本体が0円だったあの時代。 あの頃、私たちはまだ子供でしたが、 実はいい時代だったのではないかと思います。 今は調べものをすればすぐに答えが見つかるし、 いろいろ助けてくれるAIまでいて、 本当に便利になりました。 でも、便利になった一方で、 昔は当たり前だったものを使い続けることに 苦労する時代にもなっているんですね。 そういえば、最近SNSで流れてきた ToyTouの画像を見て思ったのですが…… ラベルの色が、なんとなくハロウィンチック。 いっそのこと、ハロウィンを意識して発売していこうかな(笑) ![]() ![]() ▼▽SAKE PARK 7杯▽▼ 日時:2026年11月13日(金)15:00~19:00 11月14日(土)12:00~19:00 11月15日(日)12:00~18:00 場所:MIYASHITA PARK 屋上 芝生ひろば (東京都渋谷区神宮前6-20-10) 全国から有名酒蔵とクラフトサケ醸造所が渋谷に集結! 多種多様なお酒の飲み比べと絶品フードをお楽しみいただけます。 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#3|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() 北海道の酒を支える風景 産地訪問編 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#1|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |
| 2026.10.20 |
教えないことも、教える仕事。
昨日の神事を終えてから始まった洗米作業。
今年のお米と向き合いながら、丁寧に作業を進めています。 今年初めて仕込みに関わる新入社員のハッセも、 一つ一つの仕事を覚えようと真剣に取り組んでいました。 何もかもが初めての初年度は、 覚えることだらけで大変な一年です。 まだ決まった役割はなく、 とにかく全体を見て回り、先輩たちの仕事を知る。 まずは「知る」シーズンになるでしょう。 好奇心は旺盛なようで、自分でもいろいろと勉強してくれています。 仕事を教えるとき、多くの場合は作業の仕方を教えます。 手順や注意点などですね。 もちろん、それはとても重要なことですが、 少し注意してほしいこともあります。 手順や注意点を覚えて、作業ができるようになったとしても、 それだけでは仕事ができるようになったとは限りません。 なぜなら、「何のためにやるのか」という目的を知らなければ、 作業を終わらせること自体が目標になってしまうからです。 手段が目的になってしまうんですね。 「ここをこうやると楽だよ」 と教えることもありますが、それよりも大切なのは、 「何のためにこうするのか?」という部分。 その目的に向かって、自分で考えてもらうことが重要だと思っています。 もちろん、安全や品質に関わる基本は守ったうえでの話ですが、 自分で工夫し、ときには失敗も経験する。 その積み重ねが、仕事の質につながっていくのだと思います。 ちなみに醸し屋は、基本的に新人へ直接作業を教えません。 現場では先輩たちが教えてくれています。 私はその様子を見たり、教えている内容を聞いたりして、 必要があれば補足する程度です。 むしろ醸し屋の役目は、教える側に「何を教えるべきか」を伝えること。 作業の手順だけを説明しているようであれば、 その目的や過去の事例なども伝えるようにしています。 教える側のレベルが上がれば、 自然と後輩たちも育ちやすい環境になっていくはずです。 そして、やり方は必ずしも同じでなくていいと思っています。 目的が達成できるのであれば、自分で考えた方法に挑戦してもらいたい。 最初から一つの型だけを教えてしまうと、 それ以外の方法を考えにくくなってしまいます。 その時代に合った方法は、 私よりも若い世代の方がよく知っているかもしれません。 むしろ、その方が効率のよいやり方を見つけてくれる可能性だってあります。 ![]() 写真は、今日の蒸し作業の様子です。 今シーズン初めての蒸しなので、トラブルがないかをチェック。 ハッセに作業を教えながら、蒸気の上がり具合を確認するナノイー。 覚えること、理解すること。 そして、その先にある「自分が理解したこと を誰かに伝えること」も、また大切な勉強です。 醸し屋が現場に入った頃は、 「10年でやっと一人前」と言われていました。 でも、今は育成に10年もかけていられません。 「目で盗め」という教え方も、 今の時代には現実的ではないでしょう。 だからこそ、何度でも教えるし、 何度でも聞いてもらいます。 反復練習とトライ&エラーを重ねながら、 3年を一つの目安にしています。 1年目は、全体の作業を知る。 2年目は、自分の担当を少しずつ持つ。 3年目は、2年目の反省を踏まえて、自分で工夫してみる。 そこまでできれば、一人前。 あとは毎年、トライ&エラーを重ねながら成長していくのみです! 明日は麹の盛り作業。 久しぶりの麹室は暑くて、すでに汗だくでした(笑) ![]() ▼▽SAKE PARK 7杯▽▼ 日時:2026年11月13日(金)15:00~19:00 11月14日(土)12:00~19:00 11月15日(日)12:00~18:00 場所:MIYASHITA PARK 屋上 芝生ひろば (東京都渋谷区神宮前6-20-10) 全国から有名酒蔵とクラフトサケ醸造所が渋谷に集結! 多種多様なお酒の飲み比べと絶品フードをお楽しみいただけます。 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#3|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() 北海道の酒を支える風景 産地訪問編 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#1|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |
| 2026.10.19 |
とある科学と文化のはざま
本日、大安ということもあり、神主さんに来ていただき、
仕込み前の神事を執り行っていただきました。 全国の酒蔵によっては、神社へお参りに行く蔵もあるようです。 今年から新人が入り、製造部は1名増えました。 年齢的にも一番若い20代。 徐々に、生きてきた世界や時代が異なる世代が入社してくる。 そんな段階になってきたのだなと感じます。 神事についても、どのようなことをするのか。 何のために行うものなのか。 ただの行事や作業としてではなく、 いろいろな側面から捉えることができると思います。 酒を造る人間として、私たちは神事に特別な感覚を持っています。 現代の酒造りは、科学の進歩によって 多くのことが説明できるようになってきました。 微生物の働きを理解し、米の成分や品温を考え、 仕込み配合や経験値を使って味わいを生み出す。 私たちも、経験だけに頼るのではなく、 科学的な視点を大切にしながら酒を造っています。 しかし、昔の人たちにとっての酒造りは、 今とはまったく違う世界だったはずです。 目には見えない何かの力によって、 米や水が、まったく違うものへと変わっていく。 その仕組みを知らない人々にとって、 酒造りは神秘的なものであり、 神様の存在を感じることのできるものだったのかもしれません。 当時の考え方でいえば、 私たちは神様の力を借りながら、 酒というものを造る人間だったのでしょう。 科学によって多くのことが説明できるようになった現代でも、 酒造りには、まだまだ分からないことがたくさんあります。 そして、科学で説明できる時代になったからといって、 昔の人々が酒造りに抱いていた畏敬の念まで 失ってよいわけではないと思います。 神事を行ったからといって、 必ずよい酒ができるわけではありません。 祈ったからといって、 事故が起こらなくなるわけでもありません。 それでも、この行為が一つの気持ちの切り替えになり、 自分たちへの戒めになり、 酒造りに向き合う姿勢を改める機会になっている。 そう考えると、神事には 科学とは違うところに意味があるのだと思います。 神事を執り行っている間は、 本当に、昔の人々が神様の力を感じながら 酒を造っていた時代に触れるような感覚になります。 そして、この感覚は 蔵で働く私たちが共有していかなければならないものだと思っています。 ただの作業や恒例行事としてではなく、 その背景にある意味まで考えられる人が どれだけ増えていくか。 それもまた、酒造りに対する思い入れや、 仕事への向き合い方につながっていくはずです。 私たちが造っているのは酒であり、 単なるアルコール飲料ではありません。 そこには、この地域の文化や伝統、 そして日本酒が長い時間をかけて育まれてきた背景があります。 酒造りの技術を次の世代に伝えることは、もちろん大切です。 でも、技術だけを引き継げばよいわけではない。 昔の人たちが酒造りに何を感じ、 どのような思いで向き合ってきたのか。 そうしたものも一緒に受け継いでこそ、 私たちの仕事は、この先の未来にも 残っていくものになるのだと思います。 明日、いよいよ今シーズン初の蒸米が上がります。 ![]() ▼▽SAKE PARK 7杯▽▼ 日時:2026年11月13日(金)15:00~19:00 11月14日(土)12:00~19:00 11月15日(日)12:00~18:00 場所:MIYASHITA PARK 屋上 芝生ひろば (東京都渋谷区神宮前6-20-10) 全国から有名酒蔵とクラフトサケ醸造所が渋谷に集結! 多種多様なお酒の飲み比べと絶品フードをお楽しみいただけます。 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#3|五色彩雲(ゴシキノクモ) ![]() 北海道の酒を支える風景 産地訪問編 ![]() 北海道の酒は、どこから来るのか。#1|五色彩雲(ゴシキノクモ) 」」」」」」」」」」」」」 SNS情報 」」」」」」」」」」」」」」 ● 福司酒造 製造部(公式)Twitter: @fukutsukasa_ ● 醸し屋のInstagram : @fukutsukasa.kazuma ■五色彩雲ブランドページ URL:https://goshiki-no-kumo.com/ ■五色彩雲Noteページ URL:https://note.com/goshiki_no_kumo ![]() ■ 採用情報はコチラから 五色彩雲シリーズのお取り扱い店舗はコチラからどうぞ。 |










